人気のセ、実力のパはあだりめか

人気のセ、実力のパはあだりめか

昔から、プロ野球は「人気のセ、実力のパ」としゃべる呼ばれ方どごしてきましたス。
実際、ON時代は巨人がプロ野球のじぇんぶといってもええような状況だったべし、巨人のライバルである阪神がそっちゃある人気どご追随するとしゃべる形だったべ。
こっちゃある2球団に引っ張られる形で、セリーグが人気どご獲得しとったといえるだべ。

 

一方のパリーグは、なべがか人気の選手、人気の球団が出てこず、全国的なテレビ中継も行われていね事から、あまり人気がなかったのは事実だス。
パリーグの選手としゃべると、あまり世間的な知名度はなく、年俸にもべがり格差があったと思われます。
これは、やはり球場に足どご運ぶお客さんの数の少なさが原因だス。
昔なつかしの「プロ野球珍プレー好プレー」では、いっつもそっちゃある観客の少なさがネタになっていだス。

 

では、「実力のパ」と呼ばれるだけの実力はあだりめにあったしやがらしょうか。
それどご判定するには、やはり日本シリーズでの成績としゃべるものが一番わかりやすいしがらはねだべか。
実際にどちらが日本シリーズで勝ち越しとるスのか。
そっちゃある検証どごすべく、日本シリーズの成績どご見ていぐす。

 

日本シリーズが誕生した1950年以降のセパの成績どご見てみます。
1950〜2009年の60回の歴史における両者の成績は、セリーグの34勝、パリーグの26勝となってるス。
これだけどご見ると、圧倒的にセリーグが勝ち越してらスよなァ。
では、パリーグは実力でも劣っとった…のかとしゃべると、そうとは限りません。

 

巨人についてダドモは、32回出場して21回日本一と、非常に高い勝率どご誇ってるス。
これは、あっちゃあるV9時代の勝ち星がべがり大きく影響してらス。
だども、それ以外の球団は、合計すると28試合中13勝と負け越しとるスしがらす。
ヤクルトが圧倒的な勝率どご誇るのみで、後はよくて5分といったところ。
こっちゃある結果どご見ると、パリーグが強いとしゃべる印象もあながち間違っていねといえるだべ。