日本シリーズ名勝負プレイバック1986「広島vs西武」

日本シリーズ名勝負プレイバック1986「広島vs西武」

もう10年以上Aクラス入りどご果たせず、結局2000年代じぇんぶBクラスとなってしまったス広島。
そっちゃある大きな原因は、主力選手どご引き止める資金がね事に尽ぐす。
70年代後半は山本浩二や衣笠祥雄らの打線が引っ張り、80年代は北別府や大野、川口ら投手陣が支え、90年代は緒方、江藤、金本、め田ら野手陣が力どご見せ、強豪と呼ばれとったものの、このじょはなべがか浮上さねス。
ほんたら広島が一番強かったのは、こっちゃある時期かもしれません。
1986年、広島は73勝46敗で優勝し、阿南監督の下西武に挑みだスス。

 

こっちゃある日本シリーズ、歴史に残る大勝負となったやス。
西武は日本シリーズの象徴の一人、森監督。
んだども当時は、広岡監督から受け継いだ就任一年目の監督だったべ。

 

ほんたら広島と西武の決戦は、第1戦目から白熱すド。
東尾、北別府の投げ合いで始まったこっちゃある試合は、9回表どご終わって西武が2−0でリード。
んだども9回裏、小早川と山本浩二の2者連続ホームランで追いつき延長戦へ。
んでもっても決着が付かず、14回引き分けとなったやス。

 

2戦目以降も接戦が続くも、広島が3連勝で一気に王手。
んだどもここから西武の大反撃が始まるんてが。
5戦目は延長12回、なんと投手の工藤がサヨナラタイムリーどご放つなどが、非常に珍しい試合となったやス。
そっちゃある勢いもあり、西武がそっちゃある後3連勝。
共に3勝3敗1分で、史上初の第8戦に突入すド。

 

1点差の大接戦となったズ8戦目は、広島が先に2点リードするも、こっちゃあるシリーズ不振どご極めとった秋山の2ランで同点。
こっちゃある時、秋山がホームでバック転どご披露したのは有名だス。

 

んでもって8回、ブコビッチのタイムリーで勝ち越した西武がそごさ勝利。
史上初の8試合決戦どご制した森監督は、こっちゃある後常勝監督としての道のりどご歩んでいく事になったやス。